【速報中】羽生、完璧な復活劇 SP111.68点首位

平昌冬季五輪は16日、フィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)で66年ぶりの五輪連覇を目指す羽生結弦(ANA)が自身の持つ世界最高記録(112・72点)に迫る111・68点を出して、首位に立った。

 最終第5グループの1番目に登場した羽生は冒頭で4回転ループの予定を4回転サルコーに変更して13・21点を稼ぎ、演技後半のトリプルアクセル(3回転半)で12・35点、4回転トーループ―3回転トーループの2連続ジャンプを18・63点を加点し、技術点は63・18点をマーク。演技構成点は5要素全て9点台で48・50点だった。

 ロシアから個人資格で参加しているドミトリー・アリエフが冒頭で4回転ルッツ―3回転トーループの2連続ジャンプを成功させて19・47点を出すなど、98・98点で2位。前回ソチ大会銀メダルのパトリック・チャン(カナダ)は苦手のトリプルアクセル(3回転半)で転倒し90・01点で3位。

田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)は冒頭の4回転サルコーで転倒し、80・05点で16位につけている。

 最終第5グループでは、男子で66年ぶりの五輪連覇を目指す羽生結弦(ANA)が、1番目で午後1時48分に登場予定。全日本選手権を連覇している宇野昌磨トヨタ自動車)は4番目で午後2時7分から滑走予定。

海外勢は、ネーサン・チェン(米)が2番目で午後1時54分、ミハイル・コリャダ(ロシアから来た五輪選手)が3番目で午後2時1分、元世界王者のハビエル・フェルナンデス(スペイン)が5番目で午後2時14分、金博洋(中)が最終6番目で午後2時20分に登場する予定だ。

2018年2月16日13時58分
https://www.asahi.com/articles/ASL2J2V96L2JUTQP00C.html