【平昌五輪】「選手村のベッドが硬い」寝具メーカーが日本選手団の眠り支援[02/16]

http://www.sanspo.com/pyeongchang2018/news/20180216/pye18021610020026-n1.html

 平昌冬季五輪の日本選手団が、睡眠や寒さ対策で強力なサポートを受けている。2020年東京五輪に協賛する寝具メーカー「エアウィーヴ」は体重や体形に合わせた6種類の携行型マットレス約200人分や、寝返りを打ってもずれにくい掛け布団、保温性の高い携帯用膝掛けなどを提供。4年に1度の舞台に懸ける選手の体調管理に一役買っている。

 「選手村のベッドが硬い」。開幕前に一足早く平昌入りした日本オリンピック委員会(JOC)のスタッフから、渡航前の選手団に注意喚起の情報が寄せられた。同社とサポート契約を結ぶスピードスケート女子の小平奈緒相沢病院)は「2枚重ねの方が体にフィットする」と部屋備え付けの硬いマットレスの上に2枚敷き、腰痛予防も兼ねて細心の注意を払う。

 フィギュアスケート女子の浅田真央さんが同社製品を使い始めたことで次第にスポーツ界に広まり、ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅クラレ)も契約する。アルペンスキーのスター選手、リンゼイ・ボンらが所属する米国連盟もうわさを聞きつけ、平昌の村外拠点に40人分を用意したという。(共同)