【平昌五輪】中国“お家芸”Sトラックで失格続出 「開催国が韓国のせいだ」との不満も[02/15]

http://www.sanspo.com/pyeongchang2018/news/20180215/pye18021518420063-n1.html

 平昌冬季五輪で、中国が「お家芸」と自負するスピードスケート・ショートトラックで、同国選手の男女が相次いで失格となった。中韓関係の悪化も相まって、中国のネット上では「不公平な判定」と批判が広がる一方、2022年の北京冬季五輪を控え「実力の陰り」を懸念する声も出ている。

 13日のレースでは、女子500メートルで、準決勝に出場した世界選手権優勝の范可新選手ら2人が他選手への接触などで失格。この種目は02年のソルトレークシティー大会からソチ大会まで中国勢が4連覇していた。男子1000メートル予選でも2人が失格となった。

 一部選手は判定に疑問を吐露。激怒して会場を離れたと伝えられた李●(=王へんに炎)ヘッドコーチは競技後、中国メディアに「結局はベストのパフォーマンスができなかった(のが敗因)」と冷静に語り、判定を受け入れる姿勢を示した。

 だが、ショートトラック強国の韓国をライバル視する中国のネット上では「不公平」「開催国が韓国のせいだ」と不満が続出。他競技の中国選手からは「(判定は)不愉快」との声が上がった。